GPD-WIN2も含めてWindowsPCがいくつかあるのですが、少し前に「バックアップと復元(Windows 7)」でリストアできなくなったことがあり、サードパーティー製のバックアップソフトを使ってしのいでいました。
しかし、それぞれ外付けドライブを用意するのが大変とか、差分バックアップできないので時間がかかるとか、色々問題がありました。
「Windows Home Server」があれば良さそうなのですが、もうサポートされていないようです。
もう少し調べたらWindows Serverの役割として「Windows Server Essentialsエクスペリエンス」を導入すれば良さそうだということがわかったので、やってみることにしました。
サーバーPCの準備
サーバPCは先日動画再生機とした、Thinkpad X240にしました。(サーバと動画再生機の兼用にします。)
起動ドライブはインテルSSDはやめて、GPD-WIN2に付属していたSANDISKのM2.SSD(SD8SMAT128G1122)にし、クライアントPCバックアップ用のデータドライブとして容量を確保したかったので、2.5inchSATAには以前使っていた 日立 HGST 2.5inch 5400rpm 750GB HTS547575A9E384 を入れました。
サーバOSを導入
ちょっと古いですが、Windows Server 2012 R2を導入します。(たまたまライセンスを持っている)
OSはすんなり入りましたが不明なデバイスが多い状況。
Lenovoシステムアップデート をインストールして更新をかければ、概ね解消されました。ついでにBIOSも更新されました。
Wifiもつかえるようにするため、機能を追加。
audioを有効にするためにはサービスを起動する必要があるようです。
Windows Server Essentialsエクスペリエンスを追加
役割を選択したあと「構成」を実行します。
その後多くの更新プログラムを導入することになります。
これをやらないと、クライアントPC(Windows10)側でコネクターのインストール時に予期しないエラーが発生するようです。この更新には数時間かかりました
クライアントPCにクライアントコネクターを導入
各クライアントPCはドメインに参加しないことにしたので、このあたり を参考に、レジストリ調整します。いくつか制限はあるようですが、バックアップしたいだけなので問題なさそうです。
ただ、Homeエディションではだめなようで、一部Proにアップグレードしました。
クライアントPC側で「 http://サーバー名/connect 」にアクセスして、コネクタをダウンロードし、
インストールします。
インストール後、DNSが今回導入したサーバのアドレスのみになるので、ルーターのアドレスも追加しておきます。これをやっておかないと、サーバーが起動していないときに、クライアントPCがインターネットに接続できなくなります。
サーバーのウイルス・スパイウェア対策
念のため、サーバに ESET File Security を導入しておきました。
ダウンロードできるマニュアルの推奨にしたがって、メール関連など不要な機能はオフにしておきました。
クライアントPCのバックアップ後に、早速あやしいファイルに対する指摘がありました。
その他
バックアップだけのサーバーなので、ある時間帯以外は休止状態にしますが、
元がノートPCだからか、タスクスケジューラで問題なく設定できました。
Kodiもインストールしましたので、動画再生機としても利用していきます。
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